NON JOHNの酒の肴#1 ニュースレターはじめました

NON JOHNの酒の肴#1 ニュースレターはじめました

このレターは「to savor alcohol more(より深くお酒を味わうために)」をスローガンに活動するガレージブランド NON JOHN の活動やお酒に関するあれこれを発信するものです。このレターを読んで粋な酒客を目指しましょう。

2024/2/7

目次


    🚀 最初なので自己紹介

    はじめまして。NON JOHN(ノンジョン)です!
    「to savor alcohol more(より深くお酒を味わうために)」をスローガンとして、お酒をより味わうスタイルを、酒器などのプロダクトを通じて広める活動をするべく活動しているガレージブランドです。


    我々は、そもそもはとある異業種交流会で知り合った仲間です。その会はものづくりを志向した会で、その活動の一環としてものづくりをするのですが、そこでテーマを決めるときに「メンバーが共通で好きなもの」というなんの捻りもない理由で酒に関する何かをつくろうという話になり、そこからなんとなく始まったチームです。
    その流れの中で、フチの厚さが違うと酒の味が違うことを発見し、誕生したのがHenshinと名付けたコップでした。


    このコップはフチの厚さが不均一になっていて、0.8〜5mmまでの間の吞み口でお酒の味が変わる不思議なものです。
    これはイケるとクラウドファンディングに挑戦するも、


    あえなく不達成でフィニッシュ。
    この結果に意気消沈しましたが、この失敗から、それまでなんとなく始まった活動に芯を見出すことになりました。気が付いたのは、Henshinのアイデアの奥底にあった「深くお酒を堪能したい」という気持ちでした。
    その気持ちを起点に、アルハラ・飲酒運転・健康への害など飲酒の弊害が囁かれるこのご時世に、粋で健康的な飲酒スタイルを広めるべく、そのメッセージを込めた酒器づくりをはじめることになります。
    今回は自己紹介でしたが、今後はNON JOHNの活動などを共有していきたいと思います。今後も閲覧いただけると嬉しいですし励みになります。今後どうぞよろしくお願いします。

    🥢 肴のオマケ

    この「肴のオマケ」はニュースレターオンリーのコンテンツです。NON JOHNの活動での裏話やお酒に関わる何かを紹介していきます。

    【裏話】初回クラファンはなぜ失敗したのか!?

    最初にHenshinを思い付き、実際に形になった時は、「これはイケてる!クラファンでやれば多くの人が買ってくれるに違いない!」と盛り上がり、我々は成功を疑うことを知らないよく言えば夢見る男たちで、ありていに言えば世間知らずでした。
    クラファンを振り返ると失敗の理由がいくつか(いくつも)考えられます。以下に挙げてみましたが順番はあまり関係ありません。どれもが揃ってなければ成功し得ないだろうという当たり前の条件ぞろいで、強弱はあったとしてもすべてに力を入れる必要があります。
    ちなみに、これらはクラウドファンディングサイトでも指南があります。しかし「モノが良ければ売れるに違いない!」と色々分かっていない私たちはそれを軽視し、そして満を持して失敗するのでした。
    1. 失敗理由① 強気すぎる価格とゴール設定
    2. 失敗理由② 打ち上げた後の援護射撃をしていない
    3. 失敗理由③ インスタグラムフォロワー200人でぬか喜び
    4. 失敗理由④ 気持ちが入ってない!弱すぎるメッセージ
    それではひとつずつ振り返ってみます。第一義的には我々自身の為にここで恥部をあえてさらしますが、これがどなたかのお役に立てば幸いです。

    失敗理由① 💰 強気すぎる価格とゴール設定

    プロジェクトが成功しても失敗しても金銭的な損をしないようにという考えが前提にあったため、他のプロジェクトで出されていたコップやグラスの価格に比べて割高に、そして高いゴールを設定しました。
    具体的には、価格を他の同じカテゴリープロジェクトが数千円でやっているところを12,000円くらいにしたり、他が目標金額10〜20万円で実施している中、60万円を設定したり。
    設定した値に根拠や勝算がなかったわけではなく、クラファンの平均単価は15,000円くらいという情報、他のプロジェクトは何十万円も何百万円も集めているので、いけなくはないだろうという楽観志向でしたが、終わってみれば我々のプロジェクトはそのような煌びやかなプロジェクトではなかったし、そうであるべき条件も満たしていなかったということが今になっては痛いほど分かります。
    赤字を出したくないがゆえに、自分たちの視点が肥大化し、応援者が真に魅力的だと感じる価格を提示できなかったと言えます。
    プロジェクトは、目標金額の半分を初日で集めなければほぼ失敗することが統計的に分かっています。我々は、初日で30万円にギリギリ届かないくらいで1日を終え、セオリー通りそのまま不達成となりました。
    目標金額を低く、例えば20万円とかに設定していれば初日で達成率150%を優に超え、それが「アツいプロジェクト🔥」としてサイトのトップに表示され、さらに多くの人に来てもらえ、それがさらに…という好循環が生まれたかもしれません。

    失敗理由② 🙌 インスタグラムフォロワー200人でぬか喜び

    クラファンでは申請時にプロジェクトオーナーがSNSでどれくらいフォロワーがいるかを入力する項目があります。これはつまりどれくらい拡散力があるかを問うているわけです。多いほどその知人が応援してくれる可能性が高く、初速が付きやすいです。
    NON JOHNはアルコールについてはそこそこ強い人で構成されていますが、SNSとなると圧倒的弱者の集団です。アカウントはもっているものの、ほぼ休眠状態。
    そこで、NON JOHNのインスタグラムを始めることにしました。そもそもは酒とキャンプがテーマだったので、キャンプでお酒を飲んでは投稿し、庭でBBQをしては投稿し、プロダクトづくりの進捗があれば投稿し、キャンパーや酒飲みを探してはフォローし、と2カ月ほどかけて200超のフォロワーを獲得しました。
    投稿にもいいねが40くらいつくようになり、これは1割は買ってくれるのではと思っていましたが、結果は0でした。がんばって(たつもりで)200までいったことでいい乾杯が出来た日もありましたが、世間的にみるとほぼ影響力がないのと同義です。
    ツイッターで拡散し、インスタグラムなどでしっかりアピールするなどより戦略を考えてやるべきだったなと思います。しかしこういったことは時間をかけてやらなければなりません。ここは今でも課題です。手探りながらこうしてnoteやニュースレターを発信するのもその一環としてはじめました。

    失敗理由③ ✍️ 打ち上げた後の援護射撃をしていない

    「公開できた!乾杯!」
    公開までが大変だった(と思っていた)だったので、公開した時に仕事が終わった感が生まれてしまいました。しかし、クラウドファンディングは公開がスタート地点。
    公開後に進捗状況や、裏話、こだわった点などを投稿し、応援者や閲覧者とのコミュニケーションを図らなければならないのです。このコミュニケーションによって、応援者のロイヤリティが上がって他の人に勧めるきっかけになったり、しっかり活動しているプロジェクトオーナーなのだという信頼を獲得することに繋がります。
    公開までが大変だった(と思っていた)我々は、そこを手薄にというか一切なにもせずただ応援者が自然流入するのを眺めているだけでした。
    いまならそんなプロジェクトを応援したくなる気持ちが生まれるべくもない、捻りだしてでもしっかり投稿しなければと思います。

    失敗理由④ 📣 気持ちが入ってない!弱すぎるメッセージ

    「このプロジェクトはここがいい、ここが他と違う、これを買えるのはいまここだけです」
    我々のプロジェクトは、プロダクト自体に焦点をあてたものでした。プロダクトを売るのだから当然の思考にはなるのですが、でも間違いでした。
    クラウドファンディングで必要なのはストーリーです。クラウドファンディングの支援者は、プロジェクトへの共感というものがとても大切です。そうでなければ正体不明の誰かにお金を払おうとは思いません。
    なぜこれを作ったのか、なぜこれがいいのか、WhatではなくてWhyにもっと焦点を充てるべきだったというのが今振り返ればの反省です。
    が、当時は、思いついた、作ってみたらよさげな感じ、じゃあクラウドファンディングしようという流れで、そもそも人を惹きつけるストーリーから生まれたものではありませんでした。
    (一応「キャンプにコップを複数もっていくのが大変だから一つにまとめたよ」みたいなことは書いたのですが、弱い、弱すぎる)
    何かモノをつくったら、思い付きでもそれがなぜ思いついたのか、発想の奥底にある根源的な欲求を突き詰めてみることが大事だと思います。その欲求の場所が心の中の深い場所であればあるほど、そこにストーリーが自然と付いてきますし多くの人と共有できるものである可能性が高いです。
    4つ書きましたが、すべては絶対に成功させてやる!という気持ちがあったかどうかの問題だったと思います。リスクをとりたくないとか、低減させようという気持ちは持っていてもいいとは思いますが、その半面で不達成でも最悪いいかみたいな生半可な心がどこかにあり、それが随所に現れていた感じです。
    それでも身内ではない方々が応援者の半分以上だったり、40万円近く集まったりと、不達成ながらも心からの感謝と学びのあるプロジェクトでした。
    「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」といいますが、自ら苦い経験をすることで真に得られることもあります。この経験を次へ活かし、今度こそ良い酒を呑みたいと思います。近いうちに次の挑戦を報告できると思いますので、引き続きご購読おねがいします。

    📅 今後の予定

    2024/3/7
    サウナの日、大分県大分市の祝祭の広場にて開催される第二回 CRAZY SAUNAに出展します。酒器やTシャツなどを販売予定。
    未定
    クラウドファンディング
    🍺 🍺 🍺
    ここまでお読みいただきありがとうございました!
    このニュースレターへのご意見・ご要望がありましたら以下からお寄せください。NON JOHNは褒められて伸びる特性ですので、できるだけポジティブな内容で、ご批判や誤りの訂正等がありましたら優しい口調でお願いします!
    このような長文を書くこともこれまでそうそうなかったので手探り状態ですが、続けながらブラッシュアップしていきたいと思っていますので引き続きよろしくお願いします。

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